どいつもこいつも「代理人」の世の中だ
こんにちは、メンヘラ神になりたいガールです。この記事は期末考査一時間前に久しぶりのテストに緊張しすぎて酒と薬を入れた状態で書いていましたが完成したのは9月になろうかという再試前です。緊張しすぎたからって酒と薬飲むのおかしいな。今回はわたしが一番おかしかった時期について書いていこうと思います。
これはわたしがちょうど一回目の(重要)大学二回生をやっていた頃のお話です。去年のお話ですね。
去年の春!! わたしは大学にもう絶望しさらには前回の記事
の事件により友達も全員失っていました。そんな私ですが何とか生きながらえて気合で大学に行っていましたがある夜、事件が起こりました。その時のことはおぼろげにしか覚えてないのですが何やら離人感がひどい夜でした。離人感が加速していったその夜、なぜか周りの人間が全員生きているようには思えなかった。周りの人間が何やら人間に見えないのです。人間の形を保ってはいますがなにやら動きがおかしい。ぎこちない。
やれやれ、僕は頓服を飲んだ。世界は光を失い、ぼくも生きているようには思えない集団へと混じっていった。
このように村上春樹の本みたいにすべてが終わればそれで良かったものの頓服を飲んでも何も起こらない。ただ自分だけが残されている焦燥感と頭がおかしい時特有の謎の思考がグルグルしている。落ち着こう、そう思ったわたしはジンとトニックウォーターを取り出した。1つ教訓を残すとすればこういう頭がおかしい時に酒なんて飲むもんじゃない。ですね。
少し話が変わりますがこの時飲んでいた頓服はみんな大好き大塚製薬の某神が「エブリバディー!! ファイト!!」って言われているようで悪意を感じると言っていたエビリファイです。わたしはこの名前を聞くたびでエビがエビフラァ~イってささやいてくる幻聴と幻覚が見える呪いにかかっているのでのでわたしに向かって唱えないでください。唱えた場合その場でブロン一気飲みが行われます。
話を戻しましょう。向精神薬の液状のヤツは苦みがある。あのリポビタンDを作っている大塚製薬でもどうやら苦みを消すのは難しいと思われる証にエビリファイの液は苦い夏みかんみたいな味がする。わたしが思うにこれはOD(オーバードーズのほう)を防ぐためのような気もしているのだ。苦いと大量に飲めないしね。
何がどうなってその行動にたどり着いたのかは覚えていないがやったことは毎日見るブロンの空き瓶くらい鮮明に思い出せる。
エビファイの液錠を大量にジントニックに溶かしたのだ。大麻入り料理で対決する番組「クッキング・ハイ」もびっくりのトランキライザー入りのジントニック* *ⓒ大塚製薬の出来上がりだ。対してこれを飲む審査員は絶賛頭がおかしくなっているなりたいガール!! 審査の結果は…
おいしい!!
頭がおかしくなっている影響もあるかもしれないのだが非常においしいのだ。なんというかエビリファイがジンの苦みをいい感じに補強してくれている(気がする)
とか考えているうちにどんどん意識が遠のいていく。ダメだ、誰かに連絡しなくちゃ...仲がよくて理解してくれそうな人…でもなあ…なんて言えばいいんだろう…迷惑だし面白いこと言いたいなあ…とか考えている間に電話がつながった。この電話での最初で最後の会話は
この言葉が二回生前期のシャバで交わす最後の言葉になった。
ぼくは(登校)日数がすくない
大学の話をしよう。わたしはメンヘラながらカフェインをODし続けて何とか大学に入ることができた。華の私立薬学部である。だが、第一志望に落ちたことによりわたしの精神はかなり削られていた。そう思っている間に友達らしきものが三人ほどでき、4人グループで行動していたが、完全に頭がぶっ飛んでいたわたしはあろうことかその人たちの前で
ブロンを瓶に口を付けて一瓶飲んでみたり
ペットボトルに溜めた血を
「ねえ~見て~綺麗~!!」
と言って見せたりしていた。
大学の入りたてはみんな友達がいないのである程度変わり者だろうと容認される節がある。ロヒプノールをかじって下を青くしていたくらいは容認されていたがさすがに容認されなくなってきた。
1ヶ月もたつ頃、完全にわたしは風船のように浮いていた。もう完全にフワライドと化していた。一応授業は受けていたものの誰もしゃべりかけてくれなかった。
そんなことや「俺たちが一番青春を楽しんでるんだ!!」みたいなやつらに嫌気がさしてきたことが重なったある日、整理解剖学で先生が血管について話している時
思いっきりカミソリで手首を切った
それも静脈をぶった切るように。
血がダラダラ出てる中デパスやらマイスリーやらで完全にラリってたわたしは周りの人たちに向かって
「見て~これが静脈だよ~」とか笑顔で言ってしまった。そうしている間に騒ぎ出す教室、飛んでくる保健室の人、騒ぎを聞きつけた事務の人などをすり抜けてわたしは教室を飛び出ていた。
(終わった…) 我に返ったわたしはもう何もかも嫌で屋上にいた。空よ森よ、大地よ、大学にもなじめない、居場所のない哀れなわたしに力を!!
そんなわたしに力をくれたのは高いところに上ることによる位置エネルギーだけだった。しかしわたしは水力発電なんかできない。位置エネルギーは人間が生きるのに必要な力をもたらさない。もらえたのは自殺にしか使えないエネルギーであった。
もう完全にダメだと思っていたわたしは手すりに手をかけて飛び降りようとした… その瞬間うしろから羽交い絞めにされた。最初はなんか腕が四本生えてるように見え、自分がエヴァ13号機にでもなったのかと思っていた。
???「槍があれば、全部をやり直せる。世界が救えるんだ!!」
やり直せないよバカ!!!!!!
話を戻そう、結局わたしは槍を抜くことはできず世界も救えず、ただ警察官に取り押さえられた。
そのままパトカーに乗せられ病院に運ばれ腕を縫われ、警察署で事情聴取させられた。
ひたすら、京大は大学構内に警察を入れさせないのに何故うちの大学は国家権力に屈するんだ… 大学当局は自己批判せよ… とか心の中に思っていたもののどう考えても自己批判すべきなのは自分であり全ては自分が悪いのに何も反省していなかった
ちょっとは反省しろよ!!!!!
とかやっているうちに事情聴取も終わり、どうやら警察が送って行ってくれるらしい。
警察には二人乗りして怒られたりイヤフォンしたまま自転車に乗って怒られた記憶しかないので(完全に自分が悪い)
心の中で(マジかよ警察優しいな、見直したわ)と警察の評価を改めた。が、どうもパトカーが家ではない方向へ向かっていく。
警察への今までの評価が正しかったと思わされるのは警察にそのまま大学病院まで連れていかれ、閉鎖病棟の扉が閉まった瞬間だった。